【モバマスSS】美穂「このクッキーを、あなたに」
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6: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 00:21:13.44 ID:By655J9a0
レッスンが終わって、もう一度事務所でご挨拶して……。
『プロデューサーさん、これ……、藍子ちゃんと一緒に作ったクッキーなんです!』
『毎日お世話になっていますから、そのお礼に、って』
『プロデューサーさん、いつもありがとうございます!』
7: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 00:25:08.01 ID:By655J9a0
「よし、今日はこんなところで終わりにしようか。後半はよかったけど、全体的にダンスの調子が少し悪かったみたいだし、今晩はゆっくり休むんだぞ」
美穂「はい! 今日もありがとうございました!」
ようやくレッスンも終わりです。
8: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 00:28:17.12 ID:By655J9a0
藍子「あ、美穂ちゃん! レッスン終わりですか? お疲れ様です!」
返事をしてくれたのはプロデューサーさんではなく藍子ちゃん。
プロデューサーさんはお仕事でしょうか?
9: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 00:31:31.80 ID:By655J9a0
藍子「もしかして……。まだ、プロデューサーさんにクッキー渡せていないんですか?」
美穂「うん。そうなんだ……。レッスン前はドタバタしてて、終わってから渡そうかなって思ってたんだけど……。」
藍子「そうだったんですね。プロデューサーさんもそのうち戻ってくると思いますし、美穂ちゃんがよければここでお話しながら待っていますか?」
10: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 00:34:05.16 ID:By655J9a0
ガチャ
11: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 00:36:14.60 ID:By655J9a0
ちひろ「プロデューサーさんにご用事があるのでしたら、明日にしたほうがいいかもしれませんね。今日はそのまま帰宅されるそうですから」
藍子「そうなんですね。ありがとうございます、ちひろさん」
ちひろ「いえいえ」
12: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 00:40:11.95 ID:By655J9a0
落ち込むわたしを見ながら、藍子ちゃんは何かを考える素振りをしています。
どうしたのかな? と心の片隅では考えますが、それを訪ねる余裕は今のわたしにはありませんでした。
13: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 00:43:03.64 ID:By655J9a0
美穂「わぁ……すごい……。こんなお店があったなんて……」
藍子ちゃんに連れてきてもらった、少しお洒落なカフェ。
お店の中も落ち着いた雰囲気ですが、外ではイルミネーションが輝いていてとっても綺麗です。
14: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 00:46:07.02 ID:By655J9a0
美穂「とは言っても、種類とかはあんまり知らないけどね」
藍子「このお店は紅茶にすごくこだわっているお店で、マスターさんが海外から取り寄せた色々な紅茶があって、それでですね……」
美穂「藍子ちゃん、すとっぷです! せっかくですし、おしゃべりは注文を済ませてからにしませんか?」
15: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 00:50:00.81 ID:By655J9a0
少しの間待っていると、おいしそうな香りを放つスコーンと紅茶がやってきました。
美穂「おいしそう……! ところで、この紅茶ってどんなお茶なんですか? 少し聞きなれない名前だったから……」
16: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 00:53:33.32 ID:By655J9a0
美穂「でも、よくこんなお洒落なお店知ってましたね。わたし一人じゃ絶対に入れない雰囲気です……」
藍子「そうでもないですよ。このお店も、お散歩の途中で見つけて入ってみた、ってだけですし」
美穂「見つけて入ってみたってだけだとしても、綺麗なイルミネーションに、おいしい紅茶。こんな素敵なカフェを知ってるなんて、やっぱり藍子ちゃんはすごいです! 尊敬しちゃいます!」
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