【モバマスSS】美穂「このクッキーを、あなたに」
↓ 1- 覧 板 20
21: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 01:06:32.85 ID:By655J9a0
藍子「美穂ちゃん、プロデューサーさんに渡したいものがあるんですよね?」
美穂「え、えっと……。あのあの、これ、バレンタインのプレゼントでっ……。う、受け取ってくれますか……?」
P「もちろん。これ、開けてみてもいいか?」
22: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 01:09:53.19 ID:By655J9a0
藍子「喜んでいただけて私も嬉しいですけど、プロデューサーさんはどうして少し不思議そうな顔をされているんですか?」
P「……いや、どうして2人からはクッキーなんだろう、って思ってな。もらう立場で失礼なのはもちろん分かっているが、どうしてもバレンタインはチョコレートのイメージがあってな」
藍子「本当に失礼ですよ、プロデューサーさん? たしかにチョコレートを贈るという方が多いですけど、クッキーもバレンタインデーの贈り物としては定番なんです」
23: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 01:12:26.61 ID:By655J9a0
ところで……。
プロデューサーさんは気付いていないみたいですが。
わたしがチョコレートではなくクッキーを贈ったのには、もちろん理由があります。
24: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 01:13:05.19 ID:By655J9a0
『恋人ではなく、友達でいたい』
25: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 01:16:43.85 ID:By655J9a0
もちろん、このことをプロデューサーさんに伝えるのはとっても勇気が必要でした。
もしもプロデューサーさんが意味を分かっていなかったとしても、です。
でも、わたしがトップアイドルになるためには、あなたと恋人になるわけにはいかないから。
26: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 01:19:25.26 ID:By655J9a0
だから……
いつの日かわたしが一番上まで登ることができた、その時には……
クッキーじゃなくて、
27: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 01:24:01.63 ID:By655J9a0
おしまいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
クッキーもいいですけど、モバマスでのデコポンとホワイトチョコの手作りカップケーキもおいしそうですよね。
28:名無しNIPPER[sage]
2018/02/14(水) 09:56:26.45 ID:/nNCY3QuO
おつおつ
切ないけれどいい話でした
28Res/16.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20