【モバマスSS】美穂「このクッキーを、あなたに」
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13: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 00:43:03.64 ID:By655J9a0
美穂「わぁ……すごい……。こんなお店があったなんて……」
藍子ちゃんに連れてきてもらった、少しお洒落なカフェ。
お店の中も落ち着いた雰囲気ですが、外ではイルミネーションが輝いていてとっても綺麗です。
14: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 00:46:07.02 ID:By655J9a0
美穂「とは言っても、種類とかはあんまり知らないけどね」
藍子「このお店は紅茶にすごくこだわっているお店で、マスターさんが海外から取り寄せた色々な紅茶があって、それでですね……」
美穂「藍子ちゃん、すとっぷです! せっかくですし、おしゃべりは注文を済ませてからにしませんか?」
15: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 00:50:00.81 ID:By655J9a0
少しの間待っていると、おいしそうな香りを放つスコーンと紅茶がやってきました。
美穂「おいしそう……! ところで、この紅茶ってどんなお茶なんですか? 少し聞きなれない名前だったから……」
16: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 00:53:33.32 ID:By655J9a0
美穂「でも、よくこんなお洒落なお店知ってましたね。わたし一人じゃ絶対に入れない雰囲気です……」
藍子「そうでもないですよ。このお店も、お散歩の途中で見つけて入ってみた、ってだけですし」
美穂「見つけて入ってみたってだけだとしても、綺麗なイルミネーションに、おいしい紅茶。こんな素敵なカフェを知ってるなんて、やっぱり藍子ちゃんはすごいです! 尊敬しちゃいます!」
17: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 00:54:55.46 ID:By655J9a0
藍子「ねえ美穂ちゃん、今からプロデューサーさんがここに来てくれる、って言ったら、どうしますか?」
美穂「え、ええっ?! そそそそんなことになったらどうしましょう?!」
18: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 00:57:16.30 ID:By655J9a0
藍子「もう……。美穂ちゃん、少し落ち着いてください。もし、プロデューサーさんが来てくださったら……。昨日一緒に作ったそのクッキー、渡したいですよね?」
確かに、バレンタインデー今日を逃してしまえば、プロデューサーさんに渡すのも難しくなるかも。
でも、今更渡す勇気なんてないですし……。
19: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 01:00:00.81 ID:By655J9a0
美穂「き、緊張するよぉ……」
藍子「大丈夫ですよ、美穂ちゃん。渡すときの言葉もちゃんと考えてるんですよね?」
美穂「それはそうなんですけど、それでもやっぱり緊張しちゃいます……」
20: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 01:03:05.08 ID:By655J9a0
美穂「藍子ちゃん、どうかしましたか?」
藍子「美穂ちゃん、後ろ、後ろです」
美穂「へ? 藍子ちゃん、後ろって……。……はわっ!?」
21: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 01:06:32.85 ID:By655J9a0
藍子「美穂ちゃん、プロデューサーさんに渡したいものがあるんですよね?」
美穂「え、えっと……。あのあの、これ、バレンタインのプレゼントでっ……。う、受け取ってくれますか……?」
P「もちろん。これ、開けてみてもいいか?」
22: ◆Dr3sRhwBR6[sage saga]
2018/02/14(水) 01:09:53.19 ID:By655J9a0
藍子「喜んでいただけて私も嬉しいですけど、プロデューサーさんはどうして少し不思議そうな顔をされているんですか?」
P「……いや、どうして2人からはクッキーなんだろう、って思ってな。もらう立場で失礼なのはもちろん分かっているが、どうしてもバレンタインはチョコレートのイメージがあってな」
藍子「本当に失礼ですよ、プロデューサーさん? たしかにチョコレートを贈るという方が多いですけど、クッキーもバレンタインデーの贈り物としては定番なんです」
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