3: ◆MARxuRxDxo[saga]
2018/02/12(月) 15:08:29.80 ID:TeEy90Go0
「──で、流されるままここまで来たわけですけども」
「流石北海道、超寒いわ」
東京からおよそ3時間。北海道は旭川へと降り立った幸子とプロデューサーの二人は、摂氏2度の冬空から逃げるように駅前のホテルに引きこもっていた。
「全く、情けないですね。これくらいの寒さ、あの時のノルウェーに比べたらあったかいくらいです」
「じゃあやっちゃう? 『コロリもあるよ! アイドル寒中水泳大会』。実はスキーだけじゃなくてこっちもオファー来てたんだけど」
「絶対に嫌ですよ!」
そんなこんなで暖をとりながらうだうだと話していると、突然グゥ〜という音が部屋の中から聞こえた。慌ててプロデューサーから目を逸らした幸子が時計を見ると夜の8時。
「飯食うか……」
「そうですね……」
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