モバP「なっちゃんとバレンタインとカコネイター」 
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8: ◆C2VTzcV58A[saga]
2018/02/12(月) 13:13:57.26 ID:3+QXu1e2O
P「まったく……って、もうこんな時間か」

P「俺、会議があるから行ってくるよ」

茄子「いってらっしゃいませ〜」

P「ああ」



ガチャ、バタン



茄子「………さて、P君がいなくなったところで」

凛「?」

茄子「皆さんに、折り入ってご相談が……」

光「相談?」

菜々「あ。ひょっとして、バレンタインデーの」

茄子「えへへ……はい。どんなチョコを、プレゼントしようかなぁと」

凛「まだ決まってなかったんだ。さっき『今さらポイント稼いでもチョコのグレードは変わらない』って言ってたから、てっきり準備とかしてるのかと思ってた」

茄子「グレードは決まってるんです。私の想いを詰め込んだ、最高級のものにしようと思っているので」

光「なるほど。ポイントを稼がなくても、はじめから一番いいものをあげるって決まってるんだな! さすが茄子さん!」

茄子「ふふっ、そういうことです。ありがとうございます、光ちゃん♪」

凛「茄子さんって、素直っぽく見えるけどたまに素直じゃないよね」

菜々「昔から、Pくんに対してだけはこうなんですよ」

光「ん、昔?」

菜々「あーいえいえ! 昔っていうのは、光ちゃんがここの事務所に来る前ってお話ですよ? そんなにすっごく前なわけじゃないですよ?」

光「ああ、なるほど!」

菜々「ほっ」

菜々「というわけで、茄子さんはもっと正直であるべきです」

茄子「いいこと言われてる気がするんですけどなぜか著しく説得力に欠けているような」

凛「まあ、嘘にもいろいろあるからね……人を幸せにする嘘なら、セーフ?」

茄子「人を幸せにする嘘、ですか……」

凛「茄子さんの嘘は、どう?」

茄子「少なくとも私は幸せになります」

菜々「よくそれを間髪入れずに言えましたね……」



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