人理を照らす、開闢の星 ウルク出張所
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83:名無しNIPPER[sage]
2018/02/09(金) 21:35:43.02 ID:tAJ33nWSO
カマドウマ「よろしくッス」

ナメクジ「うふん、のんびりいきましょ〜?」

ゴキブリ「こ……こいつらでどうやって魔王を倒せってんだ! そもそも、ネコの攻撃を凌ぎきることだってできねェだろ!」

神様「彼らの使いようは貴様次第じゃ。彼らは貴様に絶対服従を誓っておる。そこをよく考えることじゃ」

スゥウウウウ……。神様は闇の中に消えた。残されたのはゴキブリとカマドウマとナメクジだけであった。

ゴキブリ「二人とも、とりあえず机の下に隠れるぞ。神様とやらのおかげで、ネコが逃げて行ったからな」

カマドウマ「それでも、すぐに戻ってくるっしょ。油断は禁物っスよ、コクロチ夫さんよ」

ゴキブリ「コクロチ夫とか変なあだ名つけるな。俺はゴキブリでいい。どうせ、長い付き合いにはならないんだ」

カサカサッ、ゴキブリとカマドウマはコンロの下に隠れた。
しかしナメクジは動きが遅く、なかなかゴキブリ達のいるところまで辿り着けない。
ゴキブリの触覚がピクリと動いた。

ゴキブリ「やばい、ネコが戻ってきたぞ! 急げ! テメェなんでそんな歩くのが遅いんだ!」

ナメクジ「し、仕方ないでしょ〜。うふ〜ん、ナメクジなんだからぁ〜」

ゴキブリ「クソが、喰われるぞ! カマドウマ、ナメクジを助けてやってくれ!」

カマドウマ「分かったッス!」

カマドウマがコンロの下から飛び出し、ナメクジに噛みついた。
流石は神から送られた助っ人。恐ろしい筋力で床に張り付いたナメクジを投げ飛ばした。
だが、次の瞬間

ネコ「にゃー」ガブッ

カマドウマ「ぐ、ぐわあああああああああああああ!!!!!!!」

ゴキブリ「カ、カマドウマーーーーーーーーーーッ!!!!!!!」

カマドウマは猫に連れ去られた


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