【艦これ】加賀「幸福と空腹は似ている」
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5:名無しNIPPER
2018/02/09(金) 00:00:01.28 ID:kd0Dc5wl0

「加賀ァ、どうする? 青葉追って食堂に銀蠅か? それとも軽空母ンとこ行って、乾きものと酒で一杯やるか?」

「そうですね……」

 わたしはお腹に手を当てました。龍驤さんがやったのと同じように。
 ぐぅ、と大きく胃袋が鳴ります。

 お酒の気分ではありませんでした。どちらかというとわたしは、お酒は呑むというよりも、お酒を呑んでいる赤城さんを見ている方が好きなのです。
 それに、乾きものにもいまいち食指が働きません。この空腹と疲労感を、ちまちましたものでごまかすのは、なんだか頑張ったわたしの肉体に失礼だと思ったからです。

「……何か、買ってこようと思います」

「ん。そか。ウチはあそこまで歩く気力もないわ」

「十分くらいですよ?」

「お前なぁ、自分ンちまでは三十秒やで? 二十倍や、二十倍」

 果たしてその計算が正しいかはわからなかったですが、なるほどそう言うものなのかと納得することとして、わたしは龍驤さんとも手を振ってお別れします。




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