5: ◆UEry/CPoDk[sage saga]
2018/02/08(木) 21:16:57.89 ID:ElyN2LaX0
琴葉「そうね…いや、でも皆とスケジュールが合うようにってお願いするのはちょっとワガママすぎないかしら?」
恵美「いいんじゃない?そう言い出す事ぐらい、社長も想定してるんじゃないの。」
琴葉「うーん…。」
6: ◆UEry/CPoDk[sage saga]
2018/02/08(木) 21:21:40.29 ID:ElyN2LaX0
琴葉「へーそう。じゃ、あそこの壁に穴があいてるのはどうして?」
昴「げ!なんだよプロデューサーのやつ、琴葉が戻ってくる前に業者呼ぶって言ってたくせに…あ。」
琴葉「昴ちゃん?」
7: ◆UEry/CPoDk[sage saga]
2018/02/08(木) 21:25:38.38 ID:ElyN2LaX0
琴葉「劇場での仕事に自分の希望を言うのはちょっと悪いかな。ここは皆と一緒に立つ舞台なんだし。」
恵美「少しくらいならいいと思うけどね。じゃ、テレビ番組のロケとかリポーターとかはどう?」
8: ◆UEry/CPoDk[sage saga]
2018/02/08(木) 21:34:22.83 ID:ElyN2LaX0
律子「…なるほど。けど、仕事の方面で希望を叶えるっていうのは難しいわよ。そんな都合のいいオファーなんてなかなか無いし。」
琴葉「やっぱりそうですよね。すみません、変なワガママ言ってしまって。」
律子「まあ、今回のツアーがご褒美を貰っていいくらいの出来栄えだったのは確かだけどね。」
9: ◆UEry/CPoDk[sage saga]
2018/02/08(木) 21:37:03.22 ID:ElyN2LaX0
恵美「相変わらず仕事の虫だね〜。疲れたりしないの?」
律子「楽しいから大丈夫よ。でも琴葉のツアー動向も終わったし、しばらくはアイドル業の方に専念しないとね。それじゃ琴葉、ご褒美もいいけど次のお仕事もよろしく頼むわよ?」
琴葉「はい、お疲れさまです…律子さんってすごいわね、何だか憧れちゃうな。」
10: ◆UEry/CPoDk[sage saga]
2018/02/08(木) 21:38:51.18 ID:ElyN2LaX0
琴葉「はい、お先に失礼します。プロデューサーはまだお仕事ですか?」
P「ああ、次の劇場公演の手配やら恵美の仕事送迎やら何やらな。そういえば社長からのご褒美、何にするか決めたのか?」
琴葉「いえ、まだなんです。とりあえず家で考えてこようかなって。」
11: ◆UEry/CPoDk[sage saga]
2018/02/08(木) 21:42:14.49 ID:ElyN2LaX0
琴葉「プロデューサーそのシャツ。もしかして、昨日と同じじゃないですか?」
P「う、目ざといな。皆には内緒だぞ?昨日ちょっと家に帰れなくてな…。」
琴葉「またですか?たしか、先週もそんな事言って、劇場に何日も泊まり込んでましたよね。いや、その前の週も、それからその前も。」
12: ◆UEry/CPoDk[sage saga]
2018/02/08(木) 21:45:07.94 ID:ElyN2LaX0
琴葉「…先月もそう言って、結局ずっと遅くまで仕事されてましたよね?」
P「そ、そうだったか?いやあ、さすがは琴葉。記憶力抜群だな、ははは…」
琴葉「……」
13: ◆UEry/CPoDk[sage saga]
2018/02/08(木) 21:48:10.08 ID:ElyN2LaX0
(翌日)
律子「…というわけで。今日から1週間プロデューサーと美咲さんはお休みです。その間、プロデューサーの業務については私が代行するわ。」
恵美「またえらく急だね、何かあったの?」
14: ◆UEry/CPoDk[sage saga]
2018/02/08(木) 21:51:53.46 ID:ElyN2LaX0
律子「まあそんなわけだから。皆、プロデューサーがいないからって気を抜かないのよ?あ、それと。もう1人、事務のアシスタントを務める子がいるわ。入ってきて?」
恵美「え、誰…って。」
琴葉「よろしくお願いします。」
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