321:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:54:16.40 ID:3FrzmiYZ0
忘れないうちに、さっき部長さんから受け取った入部届を先生に出した。
あと一人か、と言われたから、もう二人入る予定です、と言っておいた。
ヒサシ先生は、「へ?」とまたしても目を丸くして、それから笑った。
「東雲は、部活、どうだ?」
「……楽しいですよ」
「あいつら真面目にやってるか?」
「はい」
「そうか。まあ、そうだろうな。白石も胡依も、真面目なときは真面目なやつだろうしな、伊原は知らんけど」
「ソラくんは、おもしろいです」
「あいついつになったら課題出してくれるんだろうなあ」
あからさまなため息に思わず笑みがこぼれる。
それから少し会話をしているうちに、未来くんと、ソラくんの部活での様子を訊かれた。
一応担任だから、と。授業でも思っていたけど、先生も適当なようでマメな人だ。
「胡依は──」と言いかけて、先生は言葉を選ぶように、言いとどまる。
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