174:名無しNIPPER[saga]
2018/06/29(金) 01:22:30.64 ID:CaJ2VfCb0
【文化祭 1ー3】
「や、この間ぶり」
お昼時になり客足が疎らになってきた頃に、すぐ近くからそう声が掛かった。
この声はたしか、と思いつつ顔を上げると、やっぱり秋風さんが立っていた。
「隣いい?」
「どうぞ」
自然な(自然か?)流れで彼女は俺の隣のパイプ椅子に腰を下ろす。
そういえば他校の生徒も制服姿が多い。彼女もご多分に漏れず緑のリボンが特徴的な制服を着ている。
「今日は一人で来たの?」
「ううん、友達と。気を遣われたのかいなくなっちゃったけど」
「ああ、善くんと」
「そうそう」
341Res/257.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20