138:名無しNIPPER[saga]
2018/05/29(火) 01:15:54.03 ID:xutan3/t0
「東雲さんは?」
とりあえず俺はいいとして先輩の隣に視線を飛ばすと、彼女は腕を組んでうーんと唸った。
「役割を分担するなら……まあ、いいかな」
「分担?」
「うん。たとえば、部長さんが人や物、私が背景、未来くんが文字デザインとか。
一人ずつで描いてもいいんだけど、ほら、部誌はずっと個人作業だったなって思って」
何か一つくらいは共同作業をしてみたいな、と言って彼女は胡依先輩に目を移した。
「シノちゃんの絵に私の絵を乗せるってことね」
「はい」
「……んー、そうだなあ」
「……駄目ですか?」
「いやまあ……」
てっきり即答で頷くと思ったのだが、先輩の反応は少し薄いように思える。
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