89:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 02:30:39.97 ID:kLIsZwOI0
声が聞こえる。
今となっては誰かすら思い出せない。
耳をすませる。
「さて、猫の気持ちが少しは分かったかな?」
「君をずっと猫にしててもいいのだがね。反省した、と今回は捉えてあげよう。次はないよ」
優し気な声だ。誰だったか。何だったか。2つの気配が目の前にある。瞼を開けずともわかった。
首に何かが刺さった。注射だろうか。
痛いが、もう反撃する力はなかった。
106Res/52.17 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20