72:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 02:21:22.00 ID:kLIsZwOI0
煙草屋を閉め、裏口から回り込む。誰が廃棄したのか、新聞が道を舞っていた。
監視カメラの死角に待機する。煙草に火をつけ咥えた。
道端にあった邪魔なポリバケツを足で遠ざけた。倒れたがどうでもいい。
少年がもう少しで手に入る。
興奮で口のタバコが僅かに震える。武者震いと言い聞かせた。
もうすぐ自由に弄れるのだ。
周囲に他に人影はない。
少年がスキップで近づく。気づいている様子はない。
もうすぐだ。
あと5メートル、あと4メートル、あと3メートル、2……
物陰から飛び出す一瞬前だった。
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