6:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 01:37:47.65 ID:kLIsZwOI0
退屈な授業が終わるとBNKRGはPSRに見つかる前に下校した。
PSRに見つかると帰りに猫鍋用の猫を調達できないからだ。
母親のKNNがナースで忙しい日があり、BNKRGの家の夕食は当番制になっている。夕飯ごとにおかずを決められた額の間で買う。
残りはお駄賃としてもいいルールだ。
そこにBNKRGは目をつけた。
母親の目を盗んで鍋用の牛肉、豚肉を猫の肉にすり替え節約し、残ったお金をがっぽり頂く。一年ほど前からのBNKRGは度々すり替えをしていた。
泡が立って不審がられた時はひやひやしたが、去年の冬の終わりには処理の仕方を覚えた。かなり久しぶりだが、手は鈍っていないだろう。
そもそもTISは忠告してきたが、増えすぎた邪魔な野良猫を勝手に捕まえて食べることの何が悪いのか、理解に苦しむ。首をかしげつつ周辺の猫を探した。
去年の終わりごろから猫を見つけづらくなった。保健所や動物愛護センターのせいかもしれない。
いや、ひょっとすると顔や体臭を憶えられたのかもしれない。BNKRGは手袋越しに手を嗅いだが、臭いは別にしなかった。
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