4:名無しNIPPER[saga]
2018/02/04(日) 23:15:50.99 ID:oL1qbYZ70
・ポーラの場合
ポーラ「お酒は百薬の長などというものですが、薬も過ぎたれば毒に転じるもの」
ポーラ「お酒であれなんであれ、ほどほどがよいという意味なのですけれど」
ポーラ「それができれば苦労はしねえ。私の一番嫌いな言葉は節制と禁酒ってなもんで」
ポーラ「その日もいつものようにワイン、ビールと日本酒と。飲みに飲みに飲みながら、提督に借りた本をご拝読」
ポーラ「そこでふと、ある言葉が目に止まる。毒の手と書きまして、『毒手』と呼ばれる技巧があると」
ポーラ「なになに、『拳を毒と薬と交互に突き入れて、一週間のた打ち回り、地獄の責め苦に耐え得れば、見事毒手のご完成』と」
ポーラ「ほー、こりゃあ面白いものをみた。さすがは中国四千年。おかしなものもあるものだ。などと頷いたのもつかの間に、いやいや、ちょっとまってくれ」
ポーラ「毒と薬に、交互に突き入れ。見事毒手の完成だ?」
ポーラ「そりゃあ、今まさに、薬と毒を飲んでいる。私のことじゃあるめえか!」
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