5:名無しNIPPER[saga]
2018/02/03(土) 10:29:41.44 ID:IFbyYgVB0
ううむ、どうしたものか。
思案していると、メイク室から足音が聞こえてくる。
「あ、麗奈戻って来たかな?」
「いやいやいや、早すぎるだろ。まだ10分も経ってないぞ」
などと言っているうちに、ノックがされ、ドアが開く。
「失礼します」
そう言って入って来たのは、まさに絵本から出て来たような、可愛らしい少女だった。
「あの……こちらで挨拶するように伺って来たんですけど……プロデューサーさん、ですよね? それと、南条光さん」
しずしずと、私と南条さんを順に見やる。
……は? え、誰!? 南条さんも固まっている。本日二度目。
「私、今日からこちらに配属になりまして……その、よろしくお願いします」
頭を深々とさげるその子の振る舞いは、まさにお嬢様と呼んで差し支えないものだった
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