12: ◆C2VTzcV58A[saga]
2018/02/03(土) 00:50:33.60 ID:IrvFneC9O
梨沙「いいわねこのイチゴ味! パパにはこれをオススメするわ!」ハグハグ
飛鳥「梨沙は本当にパパのことが好きなんだね」
梨沙「トーゼン! 世界一愛してるもん!」
飛鳥「ふふっ……ボクもキミのように、自信をもって感情を表現できればいいんだが」
梨沙「? ひょっとして、この前聞いたPへの気持ちのこと?」
飛鳥「あぁ。なかなか心の整理がつかなくてね」
梨沙「へえ……そうなんだ」
梨沙「飛鳥とアタシって、そういうところ正反対よね」
飛鳥「正反対?」
梨沙「アタシは考える前にまず行動。オトメの直感を信じるタイプでしょ? で、飛鳥はすっっっっっっっごく考え込むタイプ」
飛鳥「すごく溜めたね、今」
梨沙「だってめちゃくちゃ長く考えるじゃん、アンタ。あーでもこーでもないって」
飛鳥「考えなければ、答えが出ないからだよ」
梨沙「うん、知ってる。飛鳥は、たぶんみんながあんまり気にしないことまで気にして考えるのよ。そういうの、アタシは難しいしめんどくさいって思うけど……でも、たぶん誰かが考えなきゃいけないことなのかもって、なんとなく思って」
飛鳥「つまり、何が言いたいんだい」
梨沙「だから! ほら、飛鳥は飛鳥のままでいいってこと! たぶんそういうこと!」
飛鳥「………」
飛鳥「ひょっとして、励ましてくれてる?」
梨沙「たぶん!」
飛鳥「そこは言い切ってほしかったところだ」
梨沙「いいじゃないのよ、べつに! ほら、せっかくだしそっちのクレープもちょうだい! アタシのちょっとあげるから」
飛鳥「あぁ、いいよ」
飛鳥「ボクのままでいい、ね。ありがとう、梨沙」
梨沙「どういたしまして! そのかわり、この後のデートもちゃんと付き合ってよね!」
飛鳥「もちろん。エスコートするよ、お嬢様」
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