31:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/03(土) 00:38:53.78 ID:vBuyWfgt0
「俺はお前に、ずっと嘘をついていた。お前をお前自身の夢へ導くかのように騙った。お前の理想の大人であるように偽った。……飛鳥、俺はな。お前に俺のような大人になって欲しくないんだ」
「それは、どういう……」
「少し、昔話をしようか」
そう前置きをすると、彼は小説のページをめくるように滔々と、異国の書物を読むようにどこか遠いところを見るような目で語り始めた。
60Res/34.15 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20