14:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/03(土) 00:26:01.17 ID:vBuyWfgt0
しかし、ボクはひとつの偶像として、それを表に出すことは出来ない。ファンの皆の夢を壊すのは、ボクとて本意ではない。
「……そうだな。まだ確定はしていないが、少なくともこのシンデレラ城の階段を降りるつもりはまだ無い、と言っておこうか」
「それでは、進学されても引退はなさらない、と」
「あぁ、そう取ってくれて構わないよ」
"いつも通り"のニヒルな笑みを見せると、彼女も何処か安心したように微笑んだ。始めは意思疎通も難しかったが、今ではすっかりボクの言葉に適応してしまっているのだから、記者というものも侮れない。
60Res/34.15 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20