13:名無しNIPPER[saga]
2018/02/01(木) 21:45:21.06 ID:2BFXVgjh0
【カフェ〜ドルーパーズ】
社長「やあ!どうだったかね。三船くんは」
・・・やっぱりてめえの差し金かこら
P「・・・驚きました、よく調べましたね」
社長「ははは!私を甘くみないでもらおうか。と言いたいところだが三船くんは偶然だった。高校が一緒だから面白いかと思っただけだ」
P「どうだか」
社長「なあ君」
社長の声色がかわった。なんだろうか?
社長「・・・そんなに君を捨てた母親のことが許せないのかい?」
P「ッ!?」
・・・気がついたら胸ぐらをつかんでいた。すぐに我に返る。・・・他の客がいなくてよかった
社長「いやあ殴ってもかまわないんだがね!私はそれだけのことを言っている!」
P「・・・どうして」
社長「調べさせてもらったと言っただろう?」
社長「君の父親と結婚したくなかった母親が、意趣返しに本当に結婚したい相手の名前を君につけたことも」
社長「父親の会社が倒産した後、母親はその男のところにいったことも。」
社長「それを子供の君に告げてお前はいらないと吐き捨てたことも。・・・母親がどうなったか知りたいかね?」
P「いえ、結構です」
本当に知りたくねえよそんなこと。どっちにしてもだ
社長「君の父親が君を虐待し、果に首をつったことも。その後祖母と叔父に面倒をみてもらったこともね」
P「・・・当時は暴力は少なかったんですが食事がもらえかったので給食を餓鬼のようにたべていましたよ。お腹が空いててね。」
だから同級生からはノヅチだのカビゴンとか言われていた。
社長「傷跡がなくなったとはいえ、他人の前で服を脱ぐのも嫌なのだろう?みられたくなくてね」
P「・・・祖母が面倒を見てくれることになっても最初はいつ捨てられるのかと恐怖でした」
P「・・・祖母は一人で生きていくための技術を俺に教えてくれました。家事全般と勉強、武道は家訓だったのでまあそれなりに」
P「一人でなんでも出来るようにって小学生から離れで一人暮らしでした。生活費もらってね。その時は勉強は頑張ったんですよ?」
社長「すごいね君は!・・・森久保君の家に行くことが唯一の癒やしだったと見るが」
P「高校に行くまではそうでしたね。・・・人の作ってくれたご飯って美味しいんですよ」
社長「そして君は高校で友人に出会う。はみ出し者の集いといえばいいのかね?」
P「はい、未だに交流があります。かけがえのないやつらです」
社長「そこで君は友情と言うものを知った。だが、愛はわからなかったようだ」
P「・・・そうですね。未だに理解ができません」
社長「しかし君は人から愛を伝えられている!そろそろ理解するべきではないかね
P「あんたほんといい性格しているな。美優まで巻き込んでさ」
社長「あれは偶然だと言っているだろう。友人しかデータを調べられなかったからね」
P「あんま信用できねえなあ。でもこれ以上は増えませんよ。なんとかしのいでみせますよ」
社長「君は強情だねえ!まあいい!すまなかったね。もういっていいよ」
P「・・・失礼します」
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