28: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2018/02/02(金) 21:35:14.05 ID:tFwOjaKn0
少年「え……?」
少女「浮いてる……どうして?」
少年(砂時計は蒼く光を放ち、僕らの目の前に浮遊している)
少年(そしてくるりと回転し、窓際に着地した)
少年(さらららら、と輝く砂粒が流れ始める)
少年「……あれ? 意識が」
少年(何で……まさか砂時計が止めてくれているのか?)
少女「不思議ね……これも奇跡なのかしら」
少年(流れ星が、願いを叶えてくれたのかな)
少年(……ありがとう。今度こそ言える)
少年「ねえ少女。僕はずっと君の事が好きだったんだ」
少女「!」
少年「最期まで僕と一緒に居てくれてありがとう」ニコ
少女「……私もよ。最期まであなたと居れて幸せだわ」ニコ
少年(ああ)
少年(やっと言えた)
少年(もう寒さなんて微塵も感じない)
少年(何だか、眠たくなってきたな)
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