アンジャナフ 「古代樹の森で人間と出会ったんだが」
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89:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/05(月) 00:06:20.41 ID:gDlV2rG20
プケプケ 「私は別にアイツと知り合いでもなんでもないからいーんだけど。姐さん、確か……」
リオレイア 「無駄口をきいてるヒマがあったら足を動かしな。ほら、頭ぶつけるよ」

ゴヅン!

以下略 AAS



90:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/05(月) 00:09:33.73 ID:gDlV2rG20

=古代樹の森・地下水路・夜=

クルルヤック 「ふいィ〜! ここらへんでいったん休憩しよう」
アンジャナフ 「だいぶ歩いたな……」
以下略 AAS



91:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/05(月) 00:10:56.30 ID:gDlV2rG20
アンジャナフ 「……何かに追われてる感覚が消えねェ。感じねェのか?」
クルルヤック 「……ンン? オイラは特にはねェ。でも大丈夫だ。ここは、今まで誰にも見つかったことがねェ。大蟻塚に行くにしてもよ、お日様が登らねェと、森抜けは厳しいぞゥ」
アンジャナフ 「分かってる。けどな……」
クルルヤック 「取り敢えずメシにしようさ。カエルとかそこらへんで捕れるよ」
アンジャナフ 「カエルか……まァ、四の五の言ってる場合じゃあねえな」


92:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/05(月) 00:11:36.91 ID:gDlV2rG20
クルルヤック 「(モグモグ)……んでよ、カガチんから、オイラァ、アンタ達を大蟻塚のボルボルスばーさんのとこまで案内するよーに言われてる。明日の夜までには着きたいなァ」
アンジャナフ 「悪ィな……でも大丈夫なのか? 俺らを助けたら、お前も……」
クルルヤック 「オイラァ、『森』はあんま好きじゃねェでな。大蟻塚の先には、親戚もいるかんね。アンタ達を届けたら、オイラはそのまま親戚に会いにいくよォ」
アンジャナフ 「……そっか」


93:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/05(月) 00:12:36.80 ID:gDlV2rG20
クルルヤック 「だどもアンタ、なしてあんなことした?」
アンジャナフ 「…………」
クルルヤック 「ハンターを助けて、そのハンター達に仲間が殺されたんだろォ? 浮かばれねェよなァ、アンタも、リオ達も。死んじまったガキ共もよ」
アンジャナフ 「言い訳はしねェよ。俺の軽率な行動が大惨事の引き金だったのは確かだ。責めたいなら気が済むまで責めればいい」
クルルヤック 「クェ、クェ、クェ! 聞こえの悪ィこと言うなァ。オイラには関係ねェことさ! そのヒトのガキも起こしなよ。ほーら! カエルがこんなに捕れたぞォ!」
以下略 AAS



94:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/05(月) 00:13:10.93 ID:gDlV2rG20
アンジャナフ 「…………お、おう。こいつカエル食うのかな……」
少年 (ふあーぁ……)
アンジャナフ 「ガキ、起きろ。メシだぞ」
少年 「…………?」
アンジャナフ 「カエルくらいしかねェが食っとけ。何かハラに入れねェと、力が出ねーだろ」
以下略 AAS



95:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/05(月) 00:13:53.59 ID:gDlV2rG20
シビビビビビビ!

クルルヤック 「おおおおおおお痺れるゥゥゥゥゥ!」
アンジャナフ 「…………」
少年 (ガチ、ガチ!)
以下略 AAS



96:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/05(月) 00:14:23.60 ID:gDlV2rG20
ジュゥゥゥゥゥ……

アンジャナフ (カエルを……焼いてるのか?)
少年 (ニコニコ)
アンジャナフ (好きにさせておくか……)
以下略 AAS



97:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/05(月) 00:14:54.35 ID:gDlV2rG20


クルルヤック 「フイィ〜食った食ったァ」
アンジャナフ 「焼いたカエルっつぅのも意外とイケるもんだな」
少年 (コクコク)
以下略 AAS



98:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/05(月) 00:15:52.43 ID:gDlV2rG20
アンジャナフ 「……あァ」
クルルヤック 「傷が痒ィ〜ってのは、治ってきてる証拠だァ。良かったなァ」
アンジャナフ 「…………」
少年 「…………?」
アンジャナフ 「尻尾はいい。触るな」
以下略 AAS



99:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/05(月) 00:16:28.71 ID:gDlV2rG20
クルルヤック 「さて。ハラもいっぱいになったし、ちょっと休むかねェ。寝ておかないと、明日の移動はキッツいぞォゥ……」
アンジャナフ 「……だな。ガキ、こいつの言うとおりにしておけ。俺が見張っておく」
クルルヤック 「ズビー……! ズズズビー……!」
アンジャナフ 「もう寝やがった……いびきうっせぇなこいつ!」


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