アンジャナフ 「古代樹の森で人間と出会ったんだが」
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50:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:31:59.03 ID:0Q6uK0L10
アンジャナフ 「…………」
トビカガチ 「お前の馬鹿な叛逆のせいで、飛竜族の子供が多数死んだ。怒り狂うリオレウスの気持ちの方が、俺には理解ができる。そして『コレ』だ」

バチバチ……

以下略 AAS



51:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:32:27.52 ID:0Q6uK0L10
アンジャナフ 「…………」
トビカガチ 「答えろ、ジャナフ。何故『あんなこと』をした?」
アンジャナフ 「何故……? そんなのァ、俺には分からねェ……」
トビカガチ 「…………」
アンジャナフ 「だがな。これだけは言える。今あんたがやっていること……俺達が『あの時』にやったこと。それは、人間共が俺達にやったことと、何が違うんだろうな」
以下略 AAS



52:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:33:02.05 ID:0Q6uK0L10
アンジャナフ 「カガチ、俺ァ思うんだ。人間共を俺達が憎むように、あいつらが俺達を憎む。その『ワケ』……お前、考えたことあるか?」
トビカガチ 「『ワケ』……? おかしな事を言うようになったな、ジャナフ」
アンジャナフ 「…………」
トビカガチ 「ヒトは敵だ。それは森が定めた掟なのだ。誰にも覆すことはできん」
アンジャナフ 「掟……か」
以下略 AAS



53:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:33:34.78 ID:0Q6uK0L10
ドスッ……

少年 「……!」
アンジャナフ 「ガキ……!」
トビカガチ 「だがそれは今ではない」
以下略 AAS



54:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:34:06.54 ID:0Q6uK0L10
トビカガチ 「夜警でリオレイアが巡回している。だが、クルルヤックに話は通しておいた。太陽の沈む方角に向かえ」
アンジャナフ 「……カガチ、お前……!」
トビカガチ 「行け。大蟻塚の荒地を目指すのだ」

クルリ……
以下略 AAS



55:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:34:37.67 ID:0Q6uK0L10
ジャグラス♀ 「あ……ああ……(ブルブル)」
トビカガチ 「…………」
ドスジャグラス 「な、何だ! やンのかァ!」
トビカガチ 「……俺は、今日ここには来ていない。お前達は、俺の姿を見ていない。それでいいな?」
ジャグラス♀ (コクコク)
以下略 AAS



56:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:35:10.05 ID:0Q6uK0L10


=古代樹の森・上空・夜=

リオレイア 「…………」
以下略 AAS



57:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:35:40.53 ID:0Q6uK0L10
プケプケ 「そうそう、手負いの『尾無し』なんだから、そんなに気合いを入れることもないって。かなりの傷だったんでしょう? もうその辺で死んでるかもしれないし」
リオレイア 「いや……ウチのが昼間、テトルーの住処で見つけたらしくてね」
プケプケ 「え……! そうなの?」
リオレイア 「今のとこ、他言無用だよ。どうやら取り逃がしたみたいなのよ」
プケプケ 「あら珍しい。レウスおじさまにしては失態ね」


58:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:36:16.52 ID:0Q6uK0L10
リオレイア (レウスは、アンジャナフが『人間』の子供を連れていたと言っていたわね……ったく、何してんのよあの坊やは!)
プケプケ 「あ! 姐さん早いって! 待ってェ!」
リオレイア (いずれにせよ、早く見つけないと……このままじゃ、森が混乱したままだわ……それに、「嫌な予感」がする……)

バサァ! バサァ!
以下略 AAS



59:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:37:05.35 ID:0Q6uK0L10
>次回更新へ続く。

不定期更新、低速です。
ご感想などいただけると励みになります。

以下略 AAS



60:名無しNIPPER[sage]
2018/02/01(木) 12:25:27.63 ID:Tw61AFA7o
面白いよ


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