5: ◆tues0FtkhQ[saga]
2018/01/28(日) 12:55:51.54 ID:z2Y7iDdr0
「それにしても、プロデューサーとの初詣も、もう恒例行事ですね♪」
「……ちひろさんきってのお願いですからね」
プロデューサーはバツが悪そうな渋い顔でそう言いました。
あら、女の子が側にいるのにそんなお顔をするなんて。
アイドルと一緒に、それも堂々と真昼間からお出かけすることに納得いってないことが見ただけで分かります。
「ふふっ。私は毎年楽しみにしてますよ〜」
少しでも笑ってほしくて正直に気持ちを伝えます。
新年が始まると、事務所を代表して私とプロデューサーがお参りにいくことになっているんです。
なんでもちひろさんがそうすれば商売繁盛も約束されたようなものだからと。
きっと他のみんなもプロデューサーと一緒にお参りに行きたいでしょうけど、これはお正月のお仕事を頑張った私の特権なんです。
だって、プロデューサーを独り占めできるのはお正月が終わったこの瞬間だけですから。
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