【モバマス】 塩見周子「なか卯には人生がある」
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24:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/28(日) 03:39:43.55 ID:nBRbhFMNO
【周子の部屋】
周子「……」
周子(眠れない夜――プロデューサーさんのウォークマンで音楽を聴きながら横になる)
周子(何故だか彼が傍にいるような錯覚を覚え……。あたしの脳裏を過るのはそんな彼との日々、そして過去の思い出の数々……)
周子「……あっ」
周子(まどろみの中で、スマホを持つ手が滑った)
周子(メッセージアプリを起動していた――プロデューサーさんへ『ありがとう』と送るか送らないか迷っていたところだった)
周子(やっちゃったー……。睡魔にやられ手が滑り、誤ってそれを送信してしまう)
急にどうした。
周子(プロデューサーさんからすぐに返信が来る)
周子「……どうしよ」
どういたしまして。
周子「……」
あ、そうだ。
周子「……?」
お前は俺に「拾ってくれた」って言ったけど、それは違うぞ。
周子「……え?」
お前は俺に拾われたんじゃない。俺がお前に拾われたんだ。
周子「……どういうこと?」
俺はお前に拾ってもらったんだ。お前も含めて、他のアイドルにも。だから今の俺がある。
周子「……」
だから礼を言うのは俺の方だ。じゃあ、ブラック労働のせいで眠いから寝ます。マジ卍。
周子「ふふっ……。おっさんくさっ……」
周子(あたしの返信を待たず、プロデューサーさんは一方的にやり取りを切り上げる)
周子「ほんと、あの人は――」
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