【モバマス】 塩見周子「なか卯には人生がある」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/28(日) 02:47:36.40 ID:nBRbhFMNO

周子「――またここへ帰ってこられますように。いや、また帰ってきますねー」


周子(大都会東京、日本経済の中枢である千代田区大手町。何故かあたしはこの場所にいる)


周子「……さてと」


周子(あたしは屈んだ状態から立ち上がる――目の前にはお墓と蛙の置物)


周子(お墓……。何の前起きもなくそんなことを言われたら戸惑うかと思うけど)


周子(別にお墓参りというわけではない。あたしの実家は京都だしね)


周子(まあ、お墓参りって表現も決して外れているわけではないんだけど……。より近い表現をするなら参拝? かな)


周子(そう、ここは将門公の首塚なる場所である)


周子(将門公――つまりあの平将門のことで、自らを新皇と自称し朝廷に反旗を翻した平安時代の豪族の一人だ)


周子(彼の起こした反乱は間もなく鎮圧されて、その後はまあご想像の通り――って感じなんだけど)


周子(そういうわけで、彼の紹介はここら辺にして……。何故あたしがこの場所にいるか)


周子(――将門さんに挨拶をして、それからあたしは別の場所へ向かう)


周子(せわしなく流れていく日々、過ぎ去っていく人々……。高層ビルがひしめき合うオフィス街を歩きながら、あたしは追憶の中へ落ちていく――)





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