32: ◆xjSC8AOvWI[saga sage]
2018/02/14(水) 23:39:45.62 ID:qh3ZdBlW0
それから放課後。訓練ということでまたいつもの場所に集まっていた。
マミ「佐倉さん、今日は早いわね」
杏子「だって今日訓練に来た奴にはみんながチョコくれるっていうからさ!遅れるわけいかないだろ!」
杏子「白女組はまだ来てないのか? 食いっぱぐれてもしらないぞ」
マミ「ちゃんと人数分用意してるわよ……」
キリカ「でもやっぱり杏子は用意してないんだ。せめてホワイトデーには返してよ。三倍返し。常識だからね」
杏子「さ、三倍返しだと!? ……くう、バレンタインにはそんなルールがあったのか。ちょっと乗り遅れただけでこの仕打ちとは」
さやか「働かざる者食うべからずね。あと杏子、二人の分まで食べないでよ」
杏子「わかってるって」
一人だけ、しかも杏子を省くと絶対うるさいから仕方なくだ。
杏子が変なルールを信じたままだけど、面白いからこのままにしておこう。
……マミのチョコレートはさすがに本格的だ。しかし、目の前のそれと朝の光景を思い出して何かが引っかかった。
先生に渡したのだけみんな用のとは包みが違った。……怪しい。
マミ「……呉さん」
キリカ「えっ?」
マミ「そんなに見つめても、二個目はあげられないわよ?」
杏子「な、なんだ!やらないぞ!」
キリカ「えええ!誤解だよ!」
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