28: ◆xjSC8AOvWI[saga sage]
2018/02/14(水) 23:20:44.03 ID:qh3ZdBlW0
*「ありがとう! あとちょっとで卒業だね。せっかく友達になったのに会えなくなっちゃうのさみしいよー」
キリカ「そうだね。もっと早くからいろいろ話しておけばよかったかな……」
それは卒業が近づいて一番の後悔だ。
交換を終えて少し話すと、隣のクラスの子にも渡してくると言って廊下に出て行った。
自分用に買わなくてもそれ以上のチョコレートをもらえるなんてすばらしい。
……私もまどかたちには朝渡したけど、マミに渡してこないと。
廊下に出てマミのクラスに向かう途中で思わず足を止めた。
――衝撃の瞬間を見てしまったからだった。
キリカ「――――え」
廊下の隅で、社会の高木先生(おっさん)にマミが笑みを向けてチョコレートを渡しているのを。
キリカ(どういうこと!? まさか……)
――マミ『先生……実はずっと前から好きでした!』
キリカ(いやまさかね。マミなら内申アップとか……)
キリカ(――――……進路も決まったこの時期に内申アップなんて必要あるか?)
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