46:名無しNIPPER[saga]
2018/01/23(火) 20:41:33.03 ID:QxgIwWOp0
「あの……デビューしないという手はないんでしょうか?
森久保はデビューしたいなんて一言も言ってないんですけど……」
「デビューしないアイドルなんて見たことあるか?」
「ないですけど……」
「そういうことだ。ところで森久保、今日のレッスンはキャンセルだ」
「帰っていいってことですか?」
プロデューサーさんは首を振りました。
「会わせたい子がいるんだ」
連れてこられたのは、いつもプロデューサーさんがデスク仕事をしている部屋でした。
みんな出払っているのか、他には誰も見当たりませんでした。
プロデューサーさんは迷いなく部屋奥の自分のデスクへと進んでいきました。
忘れ物でもしたのかと部屋の入り口で待っていると、
「森久保こっちだ」
デスクの方に私を呼びました。
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