モバP「雪の日に、特別な」
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11:名無しNIPPER[saga]
2018/01/23(火) 06:13:56.96 ID:RpqNEFizo

「Pさんっ! ごめんなさい、ナナのせいで! 大丈夫ですか、怪我してませんか!?」

状況を理解した菜々さんが、私の上から退いて、慌てつつもしっかりと問いかけてくる。

これだから、この人に留守を任せても安心、などと考えてしまうのだ。

菜々さんは、自分のピンチにおいては容易にパニックになるが、他人が危ない時には間違わない。

問題ないことを伝え、立ち上がる。

打ち身に起因する痛みはあったが、時間経過で治まるものだろう。

それに、謝らなくてはならないのは私の方だ。

私の不用意な誘いが、危うく担当アイドルに怪我をさせていたかもしれないのだ。

それを伝えたところ、謝罪合戦になってしまい、最終的に二人とも気を付けよう、ということで決着を見た。

今度は二人で一歩ずつ、ゆっくりと階段を降りていく。



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