凛「ある日森の中で熊さんに出会ってしまったにゃ」
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23:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:14:48.45 ID:9t9di5dZ0
絵里「真姫、あなた熊に関してずいぶん詳しいみたいね・・さっき襲ってきた熊に関してなにか知っているんじゃないの?」
真姫「ええ・・ちょっとね・・」
真姫ちゃんはきまずそうな顔をして目を伏せた
24:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:15:45.65 ID:9t9di5dZ0
希「その事件聞いたことがある・・確かウチ達が1年生の頃、そんなニュースがテレビでやっていたような・・」
絵里「そ・・そうね・・確か人が何人も犠牲になったって・・」
希「だ・・大丈夫だよ・・ウチ達が遭遇した熊はウチ達には興味も示していなかったし・・」
25:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:16:41.59 ID:9t9di5dZ0
希「とにかく善後策を練ろう!ウチはまず窓という窓を全部封鎖するべきやと思う・・板を釘で打ち付けて熊が入ってこれないようにするんや」
穂乃果「あとさっき熊に破壊された場所をバリケードか何かを作って塞がなくちゃ!!」
ことり「で・・でも・・大丈夫なの?あの熊、壁を壊していたよ?バリケードなんてなんの役にも立たないんじゃ・・」
26:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:17:46.07 ID:9t9di5dZ0
穂乃果「にこちゃんの看病は真姫ちゃんが加わったほうがいいんじゃないの?この中で医学知識に一番精通しているのは真姫ちゃんだし」
真姫「私はいろいろと物を集めないといけないのよ!人手がいるわ!穂乃果、凛!!私に手を貸してちょうだい!倉庫から斧とか鉈とかを持ってくるから」
凛「武器ってこと?」
27:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:19:23.60 ID:9t9di5dZ0
真姫「残りの海未、絵里、希で一階の窓やドアを板で封鎖して頂戴!!」
絵里「わかったわ!!海未、希!行きましょ!!」
真姫「私たちの作業が終わるまではことりと花陽で熊の見張りをお願い!!」
28:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:20:47.67 ID:9t9di5dZ0
穂乃果「本来はクレー射撃とかに使う銃みたいだね」
真姫「スポーツ用とはいっても散弾銃だから熊にも十分通用するとおもうわ・・」
真姫「この銃は2発しか弾を装填できないみたいね・・2発撃ったらここをこうやって折って弾を込めるみたいよ?」
29:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:22:16.54 ID:9t9di5dZ0
凛「真姫ちゃんは?お金持ちのお嬢様だからクレー射撃とか嗜んでそうなイメージがあるけれど・・」
真姫「ないわよ銃なんて撃った経験・・ピアノ一筋だったからそういうクレー射撃とかにも興味を持ったことはないわ」
穂乃果「海未ちゃんはどう?弓道うまいし、ラブアローシュートなんてやっているくらいだし・・」
30:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:23:26.66 ID:9t9di5dZ0
ことり「ほ・・穂乃果・・ちゃん・・」
穂乃果ちゃんの瞳には熊に対する憎悪の炎が灯っていた
穂乃果「食料がほとんど残っていないんだよね?大丈夫だよ・・穂乃果が新鮮なお肉をみんなにごちそうしてあげるよ・・今夜の晩御飯は熊鍋だよ!!!」
31:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:24:42.86 ID:9t9di5dZ0
絵里「ちょっと希!!無責任な事を言って穂乃果を煽らないでちょうだい!!あなたたち本気で熊を狩る気なの!?勝てるわけないでしょ!?」
凛「そ・・・そうだよ!!凛たちはただの女子高生なんだよ!?そんなマタギみたいな真似できるわけないよ!!」
希「それじゃあエリチと凛ちゃんはここで死んでもええんか?」
32:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:25:37.16 ID:9t9di5dZ0
それからは誰も熊を仕留めることに異を唱える人はいなかった
30分交代で2階のベランダに立ち熊を見張った
当番じゃない子は1階のリビングで待機していたが、皆緊張した面持ちで口数も少なくなった
33:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:27:00.80 ID:9t9di5dZ0
真姫「静かにして・・ヤツはこっちの様子を伺っている・・じっと待っているんだわ・・こっちが油断するのを・・」
熊は建物の周りをうろうろしていたが、しびれを切らしたかのように窓ガラスを封鎖している板を殴り始めた
ガン!!ガン!!ドガン!!ドガン!!というけたたましい音が別荘に響く
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