4:名無しNIPPER[sage]
2018/01/20(土) 19:39:51.67 ID:3ITWDpeX0
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ッザッザッザッザッザッザ...
人、人、その中に人ならざる異形な者も混じっていた、しかしそれらも一糸乱れぬ行軍により、その屈強さを見せ付けていた。
その中間を歩く美麗な鎧に覆われた一団がいた。
「団長、霧も濃くなって着ました、どうでしょうそろそろ休息をとっては」
「そうだね...そろそろ日も暮れるし、全軍停止!!」
「ぜんぐーん!!!ていしぃ!!!!」
「ップギャ!!ップギュア!!!!」
命令が人語や異形な者の声が竜の如く行進していた中から次々と伝達され、全軍は恙無く停止した。
団長「何名か出して、少し先を偵察させてこよう」
補佐「ッハ、手配いたします、傭兵団長!!」
傭兵団長「へいへーい、傭兵団が長、ただいまーっと」
団長「君たちの兵を何名か選び、少し先の丘陵から先を偵察させてくれないか?」
傭兵団長「了解、男装の麗人」
団長「はいはい、何とでも言ってくれ...敵がいても攻撃を加える必要はない、いた場合は人数を確実に掌握し報告してくれ、以上」
傭兵団長「ッハ、斥候任務、敵の人数の掌握、了解」
傭兵団長は百戦錬磨の隻眼の男で、傭兵の両親から生まれ根っからの傭兵である、今作戦では3千人の傭兵を見事な統率の元、引き連れている。
補佐「まったく、食えぬ男ですな」
団長「メリハリがあっていいじゃないか」
団長、王家の直系にあたり、時期王女候補である、自身は周りからの女性扱いにすこし不満を抱いており、騎士団長を上番した日から
男装をするようになった。
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