29:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 22:11:38.67 ID:GRNo4kpW0
曜 ｢でも力が出ないんだよ。…この場所から出るどころか、千歌ちゃんに呼び出されて、やっと1時間動けるくらいなのに｣
曜 ｢こんな体で、どうしろっていうのさ…｣
30:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 22:12:18.31 ID:GRNo4kpW0
梨子 ｢ううん。いいの｣
千歌 ｢でも…っ｣
梨子 ｢今年の冬…だったよね。着工｣
31:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 22:12:48.43 ID:GRNo4kpW0
梨子 ｢私、嬉しいよ。たった一人…でもとても大切な人。千歌ちゃん、あなたがここまで必死になってくれたんだもん｣
曜 ｢……ありがとね、千歌ちゃん｣
千歌 ｢曜ちゃん…｣
32:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 22:13:15.70 ID:GRNo4kpW0
千歌 ｢…分かってる。私だってわかってるよ。どうしようにもないってこと｣
千歌 ｢でも諦められるわけないじゃんか。…だって痛いほど伝わったもんっ！ 曜ちゃんも梨子ちゃんも、この場所を失いたくないって気持ちが！｣
33:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 22:14:14.37 ID:GRNo4kpW0
〜高海家〜
千歌 ｢……とは言ったものの、どうすれば…｣
34:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 22:14:46.93 ID:GRNo4kpW0
ｶﾞﾔｶﾞﾔ…
千歌 ｢失礼します…｣
35:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 22:15:20.14 ID:GRNo4kpW0
｢懐かしいなぁ。俺が若いころ、受験前とかによく行ってたよ｣
｢今では人っ子一人いないらしいからな｣
千歌 （……。）
36:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 22:15:52.29 ID:GRNo4kpW0
｢そうだなぁ。特にいい話聞かねぇもんな、あの神社｣
｢神様も愛想つかしてどっか行っちまったんじゃねぇか？｣
曜 『神力の源は人々の信仰心。もう、この神社を好きでいてくれる人なんて…』
37:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 22:16:26.01 ID:GRNo4kpW0
千歌 （あの神社にはすごい力があって、信じる人にはすごいご利益がある…そんな話が広まれば、きっと…！！）
千歌 ｢それだぁっ！！！｣
38:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 22:17:13.44 ID:GRNo4kpW0
〜淡島神社 本殿〜
梨子 ｢なるほど…ご利益ね｣
39:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 22:17:54.77 ID:GRNo4kpW0
梨子 ｢そうね…。そもそもここに神様はもういらっしゃらないし、ご利益はないもん｣
千歌 ｢それも考えてあるよ！｣
曜 ｢えっ、なになに！？｣
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