20:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 21:53:44.00 ID:GRNo4kpW0
よしみ 「この場所が、どうかしたの?」
千歌 「ここって、淡島神社がある場所だよね? ホテルなんか建てられるの?」
21:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 21:54:18.63 ID:GRNo4kpW0
むつ 「私たちが小学生の時とかは、初詣とかで賑わってたんだけどね」
よしみ 「そうそう。この間ランニングついでに寄ってみたら、すっごい廃れててびっくりしちゃった」
千歌 「そんなこと…」
22:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 21:55:06.51 ID:GRNo4kpW0
むつ 「やめときなって。管理してた人もいなくなったらしいし、危ないよ」
よしみ 「やっぱり。どうりで掃除されてないなと思ったんだよね」
いつき 「まぁ誰にも使われてないなら、ホテル建てた方がよっぽど有意義だよね」
23:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 21:55:37.30 ID:GRNo4kpW0
むつ 「ち、千歌…? どうしたの急に。そんな大声出して」
千歌 「ダメだよ…だってあそこは大事な…私の…!」
千歌 「……ッ!!」ダッ!!
24:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 22:08:13.91 ID:GRNo4kpW0
〜淡島神社 本殿〜
ようりこ 「「神社が潰れる!?」」
25:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 22:09:12.60 ID:GRNo4kpW0
曜 「…人はこないし、賽銭も、絵馬も全然」
梨子 「ここに来る人なんて、それこそ千歌ちゃんくらいだもん」
千歌 「そんな…」
26:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 22:09:55.94 ID:GRNo4kpW0
千歌 「そんなことないよ…」
曜 「…数年前まで適度に掃除してくれてた人、どこに行ったんだろうね」
千歌 「…!」
27:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 22:10:31.71 ID:GRNo4kpW0
千歌 「…ここの神様はもう、戻ってこないの?」
梨子 「前も話したでしょ。神様は残された僅かな神力を私たちに恵んで、もう…」
曜 「形だけ残ったこの神社を、どうか護って欲しい…って」
28:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 22:11:11.94 ID:GRNo4kpW0
千歌 「えっ…?」
曜 「じゃあ教えてよ…。どうすればいいのさ、人もいない、人望もないこの神社を、どう護ればいいのっ…?」
29:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 22:11:38.67 ID:GRNo4kpW0
曜 「でも力が出ないんだよ。…この場所から出るどころか、千歌ちゃんに呼び出されて、やっと1時間動けるくらいなのに」
曜 「こんな体で、どうしろっていうのさ…」
30:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 22:12:18.31 ID:GRNo4kpW0
梨子 「ううん。いいの」
千歌 「でも…っ」
梨子 「今年の冬…だったよね。着工」
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