35:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 01:07:11.81 ID:JdLmx/Lh0
葉山に連れられ奉仕部室を出た後、葉山に連れてこられたのはマイベストプレイスだった。どうやらあまり他人には聞かれたくない話のようらしい。
葉山「ほら。依頼への報酬だよ。」
八幡「ん、さんきゅ。って前払いかよ。」
そう言って差し出してきたのは、我らが千葉県民のソウルドリンクMAXコーヒーだった。いやー葉山マジ冴えてるな。寒い冬にマッ缶の甘さが染み渡るぅ。いや本当このマイベストプレイスでマッ缶くれるとか実は葉山もぼっちなんしゃね?俺のこと狙ってる?はや×はちですか??キマシタワー!ってか。
葉山「君、そんなに嬉しそうな顔とかするんだな。」
八幡「…あ?」
葉山「それあげると喜ぶっていういろはの情報は本当みたいだね。」
え、何また俺顔に出てたの!てか一色あいつ許さねえ。俺の情報売りやがったな。
八幡「…それで、話ってなんだ。」
葉山「意地悪な事聞くなよ。分かってるだろ?俺はてっきり、君も俺に話があるんじゃないかと思ってたんだけど。」
八幡「はっ。生憎俺はお前に話したいことなんてないね。今朝のプリキュアの面白さを語ってやろうか?」
アラモードもう終わっちゃうと思うと本当泣ける。まあ一週間経てばすぐ新シリーズになれるけどね!
葉山「それは遠慮しとくよ…。さて、そろそろ真面目に行こうか。」
八幡「俺は最初から真面目だぞ。」
そう言ってマッ缶を一気に飲み干す。あー、この甘さが本当、身に染みる。最近俺に甘いのはマッ缶だけだよ本当。世の中苦いものばっかり。
葉山「俺といろはのことについてだ。もっとも、昨日君は見ていたから知ってるだろうが。」
八幡「ああ、付き合ったんだってな、おめでとう。」
葉山「ありがとう。」
そう言って話す葉山隼人は、表情一つ変えない。照れることも、億することもなく、まるで台本でも読むかのように、淡々と話す。
葉山「どうだ。俺らしくない、スタンスから外れている。そんなふうに思わないか?」
そう、やはり葉山は少しおかしい。何がと言えないが、何かが葉山隼人でないのだ。しかし、今の言い方はまるで、俺の意見を誘導しているようだ。
葉山隼人らしくない、そんなことをするような人間ではない。
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