80:名無しNIPPER[sage]
2018/01/17(水) 01:28:53.05 ID:2X1um2xF0
ほたる(それからしばらく、プロデューサーさんは気の向くままにギターを奏でていました)
ほたる(私はそれを聞きながら、たまにプロデューサーさんにそれはどんな曲なんですか、なんて質問をしていたりしました)
ほたる(そうしているうちに日が沈みかけ、焚き火の炎も燻り消えそうなほど小さくなりました)
ほたる「……そう言えば、プロデューサーさん」
P「?」
ほたる「私たち……黙って出てきちゃってますけど……大丈夫なんですか……?」
P「……!?」
ほたる(プロデューサーさんはハッとした顔をして、バッグからスマートフォンを取り出しました)
P「…………」サァー...
ほたる(そして画面を確認すると、みるみる血の気が引いていっているのが見て取れました)
ほたる(プロデューサーさんからスマートフォンを見せてもらうと、不在着信が79件、未読のメールが61通ありました)
ほたる(差し出し人はちひろさんが9割、残りはトレーナーさんみたいです)
P「…………」
ほたる(この世の終わりみたいな顔をしているプロデューサーさんを初めて見ました)
P「……ごめんなさい、ちゃんと言えるかな……」
ほたる「だ、大丈夫です、プロデューサーさん! 私も一緒に謝りますから!」
P「御免なさい、ちゃんと言わなくちゃ……」ガックリ
ほたる(出発の時とは真逆に、肩を落とすプロデューサーさんを私がどうにか励まし、私たちは帰路につくのでした)
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