104:名無しNIPPER[sage]
2018/01/17(水) 01:42:11.08 ID:2X1um2xF0
――ライブステージ――
ほたる(遂に開演時刻となり、私はマイクを手に、プロデューサーさんとちひろさんに見送られ、舞台に立ちました)
ほたる(今日が始まりの無名の新人のお披露目のミニライブ、という事で、ライブハウスは100人が入れるかどうかという小さなハコでした)
ほたる(お客さんも沢山来てくれていますが、超満員とはいえない状況で、当然フレデリカさんたちとは比べ物にならないくらいの小規模です)
ほたる(……それでも、この舞台は私の為にあるものです)
ほたる(今ここにいる人たちは私の為に集まってくれた人たちなんだ、と思うとそれだけで胸がいっぱいです)
ほたる「はっ、初めまして……! 白菊ほたるといいます……!」
ほたる(声が震えないように、少し力を入れすぎたのかもしれません。マイクのハウリングがキーンと響きます)
ほたる「あ、ご、ごめんなさい、ちょっと力が入り過ぎちゃったみたいです」
「あはは」「頑張れーほたるちゃん」
ほたる(私がそう言うと、お客さんから声援を送られました)
ほたる「あ、ありがとうございますっ」
ほたる(今までよりずっと近い位置で応援の言葉をかけられる……それがものすごく嬉しくて、力を貰えたような気がしました)
ほたる「えと、今日は、私の為に集まって頂いて、本当にありがとうございます」
ほたる「お披露目のミニライブ……なので、すごく短い時間になってしまうとは思います……けど」
ほたる「ここに来てよかった、アイドル白菊ほたるのライブを見れて幸せだった」
ほたる「そう、みなさんに思ってもらえるように、精いっぱい頑張りますっ」
「いいぞー!」「ほたるちゃーん!」「頑張ってー!」
ほたる「あ、ありがとうございますっ」
ほたる「それじゃあ早速……ですが、曲……? ……れ……?」
ほたる(と、そこでスピーカーからの声が途切れ途切れになってしまいました)
……………………
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