【安価・コンマ】提督「……腹減ったな。なんか作るか」秘書艦「提督の手料理……?」
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328: ◆axPwtNeSoU[saga]
2018/02/14(水) 00:42:17.35 ID:Kj4lR1CA0


鳳翔「まぁ……うふふ、皆さん、どうもありがとうございます!」

提督「あー、マジかぁぁ!!」

青葉『審査員4名中、3名が引き分けを選ぶという、白熱した勝負でした! それでは、決め手となる判定を下した叢雲審査員に、お話を伺ってみましょう!』

叢雲『えー、面倒くさいからパスしたいんだけど』

青葉『お願いですから空気読んでください』

叢雲『はぁ……しょうがないわね。まず最初に言っておくと……。両者とも、味については申し分なく美味しかったわ』

青葉『おお、意外にも素直な賛辞』

叢雲『どーゆー意味よ、全く。……そうね、いわゆる六味――甘み、酸味、辛み、苦み、塩味、旨みに関しても、双方きちんと盛り込んでいたし、そこは高評価ね』

最上「うん、どっちもすごく美味しかったよ!」

叢雲『見た目でいうと、ちょっと提督のは色合いが寂しかったけど、決定的な差と言えるほどではなかったわ』

龍田「そうねえ〜。鳳翔さんの冷製うどんは、梅の赤にシソの緑に海苔の黒と、色合い的にも華やかで、見た目も楽しかったわぁ〜♪ それに比べると、提督の料理は、茶色っぽい肉味噌炒めの他のメニューが、ご飯にクリームパスタにヨーグルトゼリーと白っぽい見た目のものが多くて、ちょっと寂しかったかも〜。まあ、どっちもすっごく美味しかったけどねぇ〜♪」

足柄「私は見た目なんてほとんど気にならなかったわ!! 美味しければ大正義よ!! 口に入れれば一緒だもの!!」

叢雲『意外と高いと見せかけてやっぱり低かった女子力と恥を、それ以上晒したくなかったら黙ってなさい、この駄犬』

足柄「ぬぁんですって―!!」

叢雲『あーもう、話を進めるわよ。……今回の勝負、味のインパクトという点だけでいうなら、むしろ司令官の方が若干上をいってたかもね。――ただ、私が判断を決めたのは、まさにその点なのよ』

提督(どういう事だ?)

青葉『どういう事でしょう?』

叢雲『確かに、今回の料理は、どれも美味しかったわ。…………だけどね。もし、提督の料理が鳳翔の料理より先に出されていたとしたら――――私たちは、今日と同じように、両方の料理を楽しめていたかしら?』

提督(……!!!!)




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