【安価・コンマ】提督「……腹減ったな。なんか作るか」秘書艦「提督の手料理……?」
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204: ◆axPwtNeSoU[saga]
2018/01/27(土) 18:45:45.07 ID:4aXQ35kA0


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食用菊は花びらの部分を使う。沸騰した湯に花びらが色抜けしないように酢を加えたものに、花びらを入れて、軽くゆがく。30秒くらいしたら湯からあげ、氷水に入れて完全に熱を取る。軽く絞って水気を切って、麺つゆをかければ、菊のおひたし完成。

浜風「綺麗なものですね」

提督「ザクザクした食感に、ほんのり甘い香りと苦みが効いて美味いぞ。……さて、お次はお好み焼きだな」

まずは小麦粉と、同量の水、半量の牛乳を混ぜて生地を作る。

浦風「……うんうん、提督さん、よぉ知っとるねえ。牛乳がポイントなんよねぇ」

浜風「牛乳、ですか?」

浦風「広島風の生地は最初にクレープみたいに薄く広げるのが肝心なんじゃが……水だけの生地だと、すぐ固まって薄く広がらんのんよ。かと言って、水を多くするとムラだらけですぐ破れたりして、しっかりした生地にならんけぇね」

油を引いたホットプレートを170度に温めて、流し込んだ生地をおたまの裏を使って円状に広げていく。

提督「牛乳を生地に混ぜると、小麦粉のグルテンを全体に広げてくれるから、勝手に固まらず、均等に薄い生地が焼けるんだよ。牛乳なしでも、3時間くらい寝かせれば何とかなるが」

浜風「なるほど」

ホットプレートの半面で牡蛎を焼く。後で熱を入れ直すので表面を焼く程度でもOK。

生地の上にもやし、鰹節粉、天かす、キャベツを乗せる。キャベツは山盛り。

浜風「こ、こんなに山盛りでいいんですか?」

浦風「キャベツはドカ盛りするんが広島風じゃけぇ。お好みは、粉を食うんじゃのぉて、野菜を美味しゅう食うもんなんよ♪」

キャベツの上に表面を焼いた牡蛎を載せ、全体を覆うように豚バラスライスを載せていく。最後につなぎとして、生地を回しかける。

下の生地がパリッとしてきたら、いよいよ全体をひっくり返す番だ。

提督「この瞬間がお好み焼き最大の見せ場だが……ここは本職に譲るか」

浦風「任しとき!うちの、プロのコテさばき、見せちゃるけえ!」

浜風「……? 本職? プロ? 浦風の本職も、私と同じ艦娘ではないのですか?」

提督「……おい浦風、こいつ天然ピュアっ娘だぞ」ヒソヒソ

浦風「……ぶち可愛ええじゃろ?」ヒソヒソ

提督「……うん」ヒソヒソ

浜風(何でしょう……二人の視線から、とても生暖かいものを感じます……)


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