【安価・コンマ】提督「……腹減ったな。なんか作るか」秘書艦「提督の手料理……?」
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124: ◆axPwtNeSoU[saga]
2018/01/21(日) 01:34:47.40 ID:Cls4RrSA0

フライパンにオリーブオイルをとぷとぷと注ぎ、弱火で温める。厚めにスライスしたニンニクと、種を取った鷹の爪を投入。

ニンニクの周りがぷつぷつ泡立ち始めれば準備完了だ。

まずはエビ、それから貝、椎茸の順にニンニクオイルで煮ていく。

提督「さあ、食おうぜ、大和!」

大和「あ、はい、いただきます! それにしても……こたつにカセットコンロで、アヒージョですか。確かに油で煮込む鍋料理と言えなくはないですが、なんだか違和感が凄いです」

提督「いいんだよ、言ったろ? 適当でいいんだ、って」

大和「エビに椎茸、貝……確かに向いてる食材ですね」

提督「だろ? 火と油の始末さえ気をつければ、駆逐艦たちでも大した失敗せずに作れそうだしな」

大和「そこまで考えての事だったんですね……私、自分の未熟さが恥ずかしいです」


提督「あー、もうそういうのなし。お前、だいたい真面目過ぎんだよ。もっと気楽にぶわぁ〜っと行け、ぶわぁ〜っと」

大和「はあ……なんだか、悩んでたのが馬鹿馬鹿しくなるような……でも、それが何だか気持ちいいような、少し晴れがましい気持ちです」クスッ

提督「そうそう、そうやって笑ってろ。……うん、ばい貝コリコリして美味い。」

大和「アメリケーノのパスタも美味しいです」

提督「椎茸が最高に美味いな。……どれ、俺もパスタの方いってみるか」

大和「あ、じゃあ、私も、アヒージョの方いただきますね」

提督「……あっ、お前! そのエビ俺が育ててたのに!」

大和「うふふ、早い者勝ちです。……って、何だか、ほんとにお鍋つついてるみたい」クスクス

提督「楽しいだろ?」

大和「はい。……本当に」




提督「よし、それじゃそろそろ秘密兵器投入するか」

大和「おたま……ですか?」

提督「ああ、これをアヒージョオイルに浸して温めて、それからこのとろけるチーズを……」

おたまの中でチーズがみるみるうちにとろけていく。

提督「胡椒と七味を振れば、アヒージョの鍋の中に、即席ミニチーズフォンデュ鍋の出来上がり、っと。ほら大和、エビでも貝でも漬けて食ってみ。おたまは俺が持っとくから」

大和「いいんですか、大和もいただいて? すみません。ありがとうございます。いただきますね?」




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