2: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/01/14(日) 21:34:28.55 ID:ozCtOO2y0
有香「どういうことですか!?」ガ-ン!!
P「それはこっちのセリフだ。どうして不真面目になるなんて言い出すんだ」
有香「プロデューサーさんが不真面目さを求めてきたんですよ。覚えていないんですか」
3: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/01/14(日) 21:35:15.87 ID:ozCtOO2y0
有香「ゆかりちゃんは天然を発揮して『みんなで食べられるグミミョコ』を作り、法子ちゃんは『自分も食べられるチョコドーナツ』を作り、私は渡す相手のことを考えて『食べやすいひと口サイズのチョコ』を作りました」
P「チョコ作りにも個性が出るよなぁ」
有香「その時、私のチョコを見てプロデューサーさんはこう言ったんです」
4: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/01/14(日) 21:36:00.83 ID:ozCtOO2y0
有香「はっ! そ、それだけじゃなくて…試食の後に私がアドバイスを求めたら、プロデューサーさんはこう言ったんです!」
P「けなすようなことを言ったっけ?」
有香「いいえ! 『有香が作ってくれたチョコなら何でも美味しいよ』です!」
5: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/01/14(日) 21:36:42.71 ID:ozCtOO2y0
有香「はっ! そ、それはそうと、私はもっと褒められたくて…じゃなくて、改善した方がいい点はないかとプロデューサーさんにアドバイスをしてもらいました」
P「うん。思い出した。もう褒められたいオーラ全開だったよね。犬だったら尻尾フリフリだったよね」
有香「そして、撮影が終わった後! プロデューサーさんは私のチョコについてこう言いました!」
6: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/01/14(日) 21:37:32.79 ID:ozCtOO2y0
P「あー…そういや言ったね。『商品にするわけじゃないんだから法子みたいに好きにデコレーションしまくっていいんだよ』みたいな」
有香「ええ。そういうことです!」
P「…」
7: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/01/14(日) 21:38:36.10 ID:ozCtOO2y0
有香「遊び、とはすなわち正道からあえて外れることです!」
有香「校則を破って帰りにアイスを食べたり、シャツを着崩したり、りんごを切るときに『ウサギ』を作ったりすることです!」
P「そうだね」
8: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/01/14(日) 21:39:40.18 ID:ozCtOO2y0
有香「そこで! 意識せずとも『遊び』を自由自在に使いこなせるように不真面目になろうと考えたわけなのです!」バ-ン!!
P「…」
有香「わかりましたか! プロデューサーさん!」
9: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/01/14(日) 21:40:56.76 ID:ozCtOO2y0
P「色々と言いたいことはあるけど。まず、『頑張って不真面目になろう!』って発想がもう典型的な生真面目っ子の発想なのよ」
P「本当に不真面目な人って努力して不真面目になったわけじゃないと思うんだ」
有香「不真面目な人は…努力せずとも不真面目になれると! 羨ましいです…!」ゴクリ
10: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/01/14(日) 21:42:14.61 ID:ozCtOO2y0
(しばらくして説得後)
P「もうストレートに言おう。有香。不真面目になる必要はないんだ」
有香「りんごで『ウサギ』を作るようなお茶目さが私も欲しいんです!」
11: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/01/14(日) 21:43:07.31 ID:ozCtOO2y0
P「だって美嘉は真面目だけど、チョコだろうと小物だろうと髪だろうとこれでもかってくらいデコレーションしてるじゃん。滅茶滅茶キレイにデコるじゃん」
有香「言われてみれば…そうですね」
P「要するにだな」
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