88: ◆7Ub330dMyM[saga]
2018/01/12(金) 11:34:28.00 ID:9na26kBgO
【山頭頂部 付近】
手下「おやび〜〜ん! 間違いありやせん! あの煙は旅人のもんでさぁ!」
ガンダタ「ぐっふっふ。遠征から帰ってきたとたんにカモがのこのこやってくるとはツイてるぜぇ〜」
手下「苦労して手に入れた稲妻のツルギを持ち逃げされやしたからねぇ」
ガンダタ「ばっ、それを言うなよ」
手下「俺たちの中から裏切り者がでるとは。1ヶ月の遠征の後、やっと見つけた塔で、しかも多数の負傷者を出して赤字……お給料もまともに払えないなんて」
ガンダタ「ぬっ、ぬぐぐ……!」
手下「動けるのは俺と、親分のみ……はぁ」
ガンダタ「ガタガタうるせえっ! 働いて補填したらいいんだろうが! 赤字分は!」ガンッ
手下「……働くしかないの間違いではないすか?」
ガンダタ「いいんだよ! 働くって分に変わりねぇんだから! 仕切り直し!」
手下「へい」シュン
ガンダタ「支度するぞ! 俺の斧持ってこい!」
手下「へいへい」
ガンダタ「へいは一回!」
手下「金目の物持ってるといいですねぇ」ゴソゴソ
ガンダタ「……ぐっふっふっ、飛んで火にいる夏の虫とはやつらのことよ。なぁ〜に、金がなくても身体がある」
手下「奴隷として売り飛ばすんですかい? 老人じゃなきゃいいでやんすね」
ガンダタ「対面すりゃわかるこった。やつらが寝静まった時間を狙って……うっひっひっ」ニタァ
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