444: ◆7Ub330dMyM[saga]
2018/01/31(水) 21:42:55.21 ID:YvuJAF6kO
メイド「……」キョロキョロ
衛兵「うっ」ササッ
ジャン「どうなされました? テーブルの下に隠れて」
衛兵「い、いえ。小銭を落としてしまったもので」
メイド「……あ、あんなところに……!」ズンズン
ジャン「(ふーん。やはり、メイドの狙いは俺か。あれから城の中を調べてみたが、さしたる収穫はなし。鏡についてもどれがどれやら――)」
メイド「お、お待たせしましたっ!」
ジャン「――あぁ」
衛兵「お、お前ッ!! なんでここに! 俺を探していやがったな⁉︎」ガバッ
ジャン「あ……?」チラ
メイド「や、やはり……! 一緒にいるということは! あなたも盗賊の一味で間違いないようですね!」
ジャン「あなた、“も”?」
衛兵「ばっ⁉︎」アタフタ
ジャン「(おやおやぁ? これはもしかして、もしかすると、とんでもないマヌケな図式になってるんでない?)」
メイド「裏でこそこそと結託して!! 恥ずかしいという気持ちはないのですかっ⁉︎ 挙句に姫さままで!!」
衛兵「……ひ、姫?」
メイド「とぼけたって無駄です!! あなた方が二人でいることがなによりの証拠!!」バンッ
衛兵「ジャ、ジャン殿。少々席を外しても?」
ジャン「ええ、かまいませんよ」
衛兵「バニーガール! 奥の個室使わせてもらうよ!」
バニーガール「ご自由にぃ〜」
衛兵「おまえ、ちょっとこいっ!!」グィッ
メイド「いたっ、はな、離しなさいっ!」タタタッ
ジャン「やれやれ。これが衛兵とメイドで彼氏彼女の関係なら、ここでお幸せに〜で帰るんだけどねぇ」
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