104: ◆7Ub330dMyM[saga]
2018/01/12(金) 19:07:42.75 ID:cIisLjGgO
【数分後】
戦士「はぁっ、はぁっ」チャキ
勇者「(そろそろ頃合いか。手を抜いたと悟らせないにも神経使うんだよなぁ。小石につまずいてっと)」ズルっ
戦士「……っ! 勝機っ! くらえっ! ハヤブサ斬り!!」ザシュ ザシュ
勇者「うっ、し、しまっ」カキーーン
老人「わざと剣を手放しおったな」ボソ
武闘家「……」ジィー
戦士「はぁっ、はぁっ、どうだっ!」チャキ
勇者「……まいった。すげーよ」
村人達「おお〜! なかなかレベル高い決闘だったぞぉ」パチパチ
僧侶「お二人ともかっこよかったですよぉ〜!」パチパチ
魔法使い「(たしかに便利だけど。自力は戦士の方が上ってことか。器用貧乏ね)」
老人「あの負け方はダメアルねー。後々、恨まれるアル」
武闘家「師匠、やはり、私には違いが」
老人「オマエよりも強いヨ。アレ」
武闘家「え、えぇっ⁉︎」
老人「ワシの見立てでは女戦士よりちょっぴり強いぐらいアル。オマエ」
武闘家「そんなことありません! あんなやつすぐに倒せます!」
老人「それがちょっぴり言うテルネ。どんぐりの背比べ。ワシから見たらどっちも弱いシ」
武闘家「……で、では、師匠が強い認める強さとは」
老人「ワシより強くねー? て思うぐらい」
武闘家「……!」ギロッ
老人「ふぉっふぉっふぉっ、一気に闘志が燃えあがたネ。嫉妬したカ」
武闘家「し、失礼しました。でも、あの男、何者……」
748Res/717.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20