81: ◆rNqXlLipV.[sage saga]
2018/01/11(木) 01:30:33.36 ID:iRwci3jD0
ー地下牢獄ー
エルフ母「…あの子は無事に逃げられてるかしら…捕まってないといいんだけど…」
82: ◆rNqXlLipV.[sage saga]
2018/01/11(木) 01:33:46.86 ID:iRwci3jD0
エルフ母「…誰か来る…」
エルフ父「…司令官か?とうとう私たちエルフ族の誰かが売られてしまうのか…」
83: ◆rNqXlLipV.[sage saga]
2018/01/11(木) 01:35:06.88 ID:iRwci3jD0
司令官「見覚えのある顔だと思っていたが。まさかお前、10年前に脱走した奴隷のガキだったのか」
エルフ「…料理人、た…助けて…」
84: ◆rNqXlLipV.[sage saga]
2018/01/11(木) 01:37:13.35 ID:iRwci3jD0
料理人「へえ、まさか覚えてくれていたなんて思わなかったよ。じゃあ俺たちはまんまとこの屋敷に誘われたわけだ」
司令官「お前が脱走したせいで、私はいつこの小遣い稼ぎが王に知られるかと日々胃に穴が空く思いだったからな。おかげでストレスでこんなに肥えてしまったわ。お前の顔を見た瞬間にピンときたよ、あのときのガキだとな」
85: ◆rNqXlLipV.[sage saga]
2018/01/11(木) 01:39:43.06 ID:iRwci3jD0
司令官「私も何も考えなかったわけではない。お前が脱走して以降、捕まえた奴隷ども全員に爆弾を付けた。これで脱走を図ろうとした奴隷は粉々に吹っ飛ぶという算段だ」
司令官「当然ここにいるエルフ族全員にも爆弾を付けている。これを一斉に起爆させれば肉片も残らずお前は一緒に死ぬ」
86: ◆rNqXlLipV.[sage saga]
2018/01/11(木) 01:42:26.82 ID:iRwci3jD0
司令官「だがこのエルフだけは生かしておいてやる。色んな奴隷を見てきたが、ここまで顔が整ったのはいなかったからなあ!」
司令官「一生私の手元においてなぶってやる。生かしてやるのだ、ありがたく思えよ!」
87: ◆rNqXlLipV.[sage saga]
2018/01/11(木) 01:44:39.96 ID:iRwci3jD0
司令官「…!?!?がああああああ…!!!!あ…足が…!!」
料理人「足のかつら剥きだ。初めて人にやってみたけど案外きれいに剥けるもんだな」
88: ◆rNqXlLipV.[sage saga]
2018/01/11(木) 01:46:18.52 ID:iRwci3jD0
司令官「…くそっ…起爆剤を…」
料理人「遅い」シュババ
89: ◆rNqXlLipV.[sage saga]
2018/01/11(木) 01:47:28.66 ID:iRwci3jD0
コツコツコツコツ
料理人「お前には感謝しなければならないな」シュババ
90: ◆rNqXlLipV.[sage saga]
2018/01/11(木) 01:48:54.75 ID:iRwci3jD0
コツコツコツ
料理人「お前が10年前と全く変わらない、悪魔にも劣るクズヤロウでいてくれて」シュババ
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