76: ◆rNqXlLipV.[sage saga]
2018/01/11(木) 01:23:56.78 ID:iRwci3jD0
料理人「お待たせいたしました、竜肉をつかったフルコースでございます。どうぞお召し上がりください」
司令官「ふむ。見た目はなかなか旨そうだ。おい召使、お前がまず最初に食え」
77: ◆rNqXlLipV.[sage saga]
2018/01/11(木) 01:25:51.69 ID:iRwci3jD0
司令官「どれ…」モグ
司令官「!!…お前たちは明日から私の屋敷に住み込みで働いて、毎日私に料理を出せ。望む金額の給金を払おう」
78: ◆rNqXlLipV.[sage saga]
2018/01/11(木) 01:27:08.55 ID:iRwci3jD0
ー部屋ー
エルフ「あのクソデブころす」
79: ◆rNqXlLipV.[sage saga]
2018/01/11(木) 01:28:00.01 ID:iRwci3jD0
料理人「エルフ」
エルフ「…」
80: ◆rNqXlLipV.[sage saga]
2018/01/11(木) 01:29:13.47 ID:iRwci3jD0
ー司令官邸某所ー
料理人「この屋敷全然昔と変わってないな。っと、ここだここだ。この階段降りれば地下牢獄だ」
81: ◆rNqXlLipV.[sage saga]
2018/01/11(木) 01:30:33.36 ID:iRwci3jD0
ー地下牢獄ー
エルフ母「…あの子は無事に逃げられてるかしら…捕まってないといいんだけど…」
82: ◆rNqXlLipV.[sage saga]
2018/01/11(木) 01:33:46.86 ID:iRwci3jD0
エルフ母「…誰か来る…」
エルフ父「…司令官か?とうとう私たちエルフ族の誰かが売られてしまうのか…」
83: ◆rNqXlLipV.[sage saga]
2018/01/11(木) 01:35:06.88 ID:iRwci3jD0
司令官「見覚えのある顔だと思っていたが。まさかお前、10年前に脱走した奴隷のガキだったのか」
エルフ「…料理人、た…助けて…」
84: ◆rNqXlLipV.[sage saga]
2018/01/11(木) 01:37:13.35 ID:iRwci3jD0
料理人「へえ、まさか覚えてくれていたなんて思わなかったよ。じゃあ俺たちはまんまとこの屋敷に誘われたわけだ」
司令官「お前が脱走したせいで、私はいつこの小遣い稼ぎが王に知られるかと日々胃に穴が空く思いだったからな。おかげでストレスでこんなに肥えてしまったわ。お前の顔を見た瞬間にピンときたよ、あのときのガキだとな」
85: ◆rNqXlLipV.[sage saga]
2018/01/11(木) 01:39:43.06 ID:iRwci3jD0
司令官「私も何も考えなかったわけではない。お前が脱走して以降、捕まえた奴隷ども全員に爆弾を付けた。これで脱走を図ろうとした奴隷は粉々に吹っ飛ぶという算段だ」
司令官「当然ここにいるエルフ族全員にも爆弾を付けている。これを一斉に起爆させれば肉片も残らずお前は一緒に死ぬ」
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