エルフ「お腹すいた…」
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121: ◆rNqXlLipV.[sage saga]
2018/01/12(金) 02:10:37.72 ID:zGh91KOV0

エルフ父「それにしてもこのスープの味…母さんがいつも作っているものに似ているような…」

料理人「それは10年前、餓死寸前だった奴隷の俺に、エルフ母が飲ませてくれたものを自分なりに再現したものです」

料理人「そのときの味を俺は今でも鮮明に覚えています」

エルフ「10年前に飲んだものをここまで完璧に再現できるとは…」

料理人「この味を再現したくて俺は料理人になる道を選びました」

料理人「俺はそのときのスープを超える料理をほかに知らない。それほど俺はあなたたち家族に救われました」

エルフ母「料理人ちゃん…」

エルフ父「…すまない。少し席を外す…」

エルフ母「あらあらあの人ったら。ごめんなさいね、きっと泣くところを見られるのが恥ずかしいのよ」

エルフ母「でも、私も年かしら…涙もろくなっちゃったわ」グス


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