970:名無しNIPPER
2021/02/07(日) 15:14:52.45 ID:HwyZ1+/30
ある少年は本を読んで、ある少年は空をみた。
ある場所にて。二人がよく行っている図書館で。
空はとても青く。言葉はとても優しく。
少年らはずっと、そうしてきた。
まるいまるい大切な時間をたった五分だけで過ごした。
一人は空を見ている人にこう言った。
これからどうする?
反応なし。
ただ空を見ているだけ。
本を閉じて空を見る。
青く広がっていた。雲が動いていた。
今なら羽根を求められそうな気がしたんだ。
ずっと、見ていたら、時間を忘れてた。
誰かの、足音が聞こえて、お互い顔を見合わせる。
行こう、と藍瀬輝々(男子一番)と葵輝丹(男子三番)は小さく頷いた。
【残り四十人】
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