757: ◆takaJZRsBc[saga]
2019/08/10(土) 22:20:58.23 ID:k0lH/97/0
江ノ島「いっそ死刑で良かったのよ。懲役500年なんて笑えないわ。寿命での獄死も
認められないし、期間が終わるまでずーっと社会の役に立つ道具を作り続けろなんてさ」
戦刃「真面目に働けば短くなる可能性もあるって言ってたし、22世紀までには
出られるといいね! そうすればドラえもん達にまた会えるかもよ」
江ノ島「会いたくないっつーの! アタシの計画をメチャクチャにした元凶よ?」
戦刃「前の盾子ちゃんだったら、大事な計画をメチャクチャにされて絶望的ー!って言ってたのに」
江ノ島「あー、本当よ! 普通にイライラする。社会貢献なんて死ぬほどガラじゃないのにさ!
でも喜んじゃう。絶望的に絶望で最悪だわ、こんなの!!」
22世紀の道具の力によって、江ノ島は絶望ではなく普通に希望で喜ぶように
性格を改変されている。そのため、感性が普通になっていた。二人しかいない孤立した島で
機械に指示された仕事をただ延々とやり続ける。それが江ノ島達へ与えられた罰である。
江ノ島「アタシに一番効く刑が退屈、なんてよくわかってんじゃないのアイツら……それに……」
ミニドラ「ドララー! ドララー!」
江ノ島「憎たらしいこいつらの修理もしなきゃなんないなんてさ……」
戦刃「3日に一度は外出させてもらえるし、ミニドラ達もいるし私は満足してるな。
あ、そうそう。明日はご飯にレーション出るって! 楽しみだね!」
江ノ島(あと499年もこんな生活をし続けなきゃいけないなんて気が狂いそうよ……)
江ノ島「あー、絶望的ぃ〜〜〜!!!」
――青い空に、江ノ島の絶叫が響いて消えた。
1002Res/769.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20