680: ◆takaJZRsBc[saga]
2019/04/21(日) 02:16:27.88 ID:GIEAlWj20
ドラリーニョ「悩んでてもなにも変わらないよ! 行動しなきゃ!」
山田「それが出来ないんです! もうほっといてください! 善意の押し付けなんて迷惑なだけですよ!!」
ドラリーニョ「…………」
黙り込むドラリーニョ。
相手は完全な善意なのに流石に言い過ぎたか。
そもそも自分が意気地無しなのが全ての原因なのに……と山田はまた落ち込む。
山田(……わかってますよ。僕より小さくてただ抽選で選ばれただけの苗木誠殿や、子供ののび太殿でさえ
戦場にいる。僕が情けないのがいけないのに、相手のせいにしてさぞかし呆れたでしょう……)
ドラリーニョ「……怖いの?」
山田「怖いです」
ドラリーニョ「怖くなければ、平気?」
山田「そりゃ怖くなかったらとっくのとうに行ってますよ」
ドラリーニョ「じゃあ、ボクがキミを守ってあげるよ!」
山田「……え?」
ドラリーニョ「それだったら平気でしょ? 一人じゃできないことも二人なら大丈夫!」
山田「まだそんな……」
ドラリーニョ「ボクを信じて!!」ジッ
山田「……!」
ドラリーニョの顔は真剣だった。山田が目を逸らせないほどに。
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